人生で1番美味かった飲み物
美味しい食べ物や飲み物。
もちろん技術あるプロの作るものは美味しいと思う。
筆者だって日々美味しい葡萄を作ろうと頑張っているわけであるが、
人生で1番美味しかった(今回は)飲み物を挙げろと言われたらそれは缶コーヒーBOSSのカフェオレである。
…そんなものいつだって飲める。しかも量産品の安物ではないか、と言われればそれまでなのだが
筆者も常にBOSSカフェオレが1番美味しいと思っているわけではなく、あの体調・あのタイミングで飲んだからそう感じたのであろう。
まだ筆者が農家ではなく自衛隊に入っていた頃にとてつもない訓練から帰還して次の日の休日に、同期の奴がベッドで満身創痍になっている俺にポンっと投げ渡してきたのがBOSSのカフェオレだった。
同期にお礼を言ってボーっとふけこみながら缶コーヒーの蓋を開け一口飲むと「あれ?なんだこれ滅茶苦茶美味いぞ」と自分でも不思議なくらい美味だったのだ。
別に俺は初めてBOSSカフェを飲んだわけではない。
それは多分訓練を無事終われた安堵感と、疲労で甘いものを欲していた体、その日が休日である為の弛緩が全てマッチングしていたからであろう。
依頼ずっとあの時のカフェオレの味が頭から離れず、アレを超える味に未だ出会った事がない。
そりゃ高くて凝ったものを飲み食いすりゃあ誰だって美味しいに決まってる。
けど皆さんも今までで一番美味しかったものを挙げてみろと言われたら案外庶民的なもんだったりするのではないだろうか。
人間その時の気分や体調、環境によって口に入れたものが全然違って感じることは多々あると思う。
最近寒い日が続いている。
明日は寒空の中畑を頑張った後で、久々にホット缶コーヒーBOSSのカフェオレを飲んでみよう。