日本現代ばなし
ある夜(今日)の事じゃった。
街の男、農家三級がスマホゲームでハンバーガーを拵えていると玄関ならぬ窓を叩く音が聞こえてきた。
何事かと思い窓を開けてみると、そこには隣に住む婆さんが立っていた。
農家三級「婆さん何事か」
婆さん「実はさっき電子レンジを使ったら家の電気が全部消えてもうただ。わしにはどうしたらいいかわからんけえ、助けてくれねえか」
早速婆さんの家を見に行くと各配線のブレーカーは落ちてなかったがどうやらメインのブレーカーが落ちとるようだったので、メインブレーカーはどこにあるか婆さんに聞いてみた。
だが、婆さんには話が難しくてよう分からんかったようので地区長さんに相談して来てもろうた。
その間婆さんには農家三級の家に上がってもらって電気が治るまで待って貰うことにした。
しばらくすると地区長さんの甥も来て見てもらうことになった。
この甥、元電飾で働いていたこともあり電気関連に詳しいようじゃった。
ブレーカーの配線を辿って元のメインブレーカーをあっという間に見つけ出しよった。
メインブレーカーは庭の小屋の中にあった。
甥「おーい婆さんや、治ったぞー」
婆さん「本当かや!?」
農家三級「良かったなあ婆さん、さあ家に戻ろうか」
婆さん「てっ!全く世話になったじゃんね〜。ありがたやー」
こうしてお婆さんは無事家に戻ることができ、末永く暮らしたという事じゃ。めでたしめでたし。
なんだこの話。